保育園では子ども達の成長を把握する大事な事務作業のひとつに月案の作成があります。しかし、子ども達に合わせてどうやって書いたらいいのか分からないという保育士さんも多いのではないでしょうか。ここでは、保育士さんの事務仕事が少しでも軽減できるよう、月案をねらい・行事・内容・健康・人間関係・環境構成・言葉・表現・家庭との連携に分けてご紹介します。
目次
[3月の月案・3歳児]ねらい
- 戸外で体を動かしながら身近な草花に関心を持ち、春の訪れを感じる
- 進級を意識し身の回りのことを行う機会が増え、できるようになったことについて自信を持つ
- 年上のクラスと遊び、お兄さんやお姉さんを見て憧れを持ち真似をしようとする
[3月の月案・3歳児]行事
ひな祭り・お別れ会・誕生日会など
[3月の月案・3歳児]内容
- 好きな絵本や図鑑を見ながら、文字と音を合わせて覚え、自分の名前をひらがなで書けるように練習する
- ひな祭りの行事食や、絵本の読み聞かせを通して日本の伝統文化に興味を持ち、友達や保護者に話す姿が見られる
- 年長さんが卒園することを理解し、遊んでもらったことを振り返りながら、感謝の気持ちを込めてプレゼントづくりをする
[3月の月案・3歳児]健康
- 口の周りをきれいにする、鼻をかむなど、身だしなみや清潔を意識しようとする
- 手洗いうがいを丁寧に行い、感染症対策としてアルコール消毒も同時に習慣化させる
- 暖かな春の日差しを感じながら、戸外で体を動かして遊ぶ
[3月の月案・3歳児]人間関係
- 自分の気持ちと相手の気持ちの違いに気づき、友達の気持ちを知ろうとする
- 友だちと身の回りのことや遊びを共有し、一緒に過ごす心地よさを味わう
- 進級を意識して年下のクラスの子に優しい言葉をかけようとする
[3月の月案・3歳児]環境構成
- 進級したらやってみたいことをクラスで話し合い、どうすれば実現するのかを考えながら進級への期待を高める
- 一日の流れが視覚的に分かるようイラストや数字を使って生活の流れを書いたボードを準備する
- 散歩で見つけた虫や草花を持って帰れるように袋を準備し、保育園で調べられるよう図鑑や絵本を用意しておく
[3月の月案・3歳児]言葉
- ごっこ遊びでは、役になりきり言葉や表現を使って楽しむ
- 「おはようございます」「いただきます」「ごちそうさまでした」など、場面ごとの挨拶の違いを使い分ける
- 今まで遊んでくれた年長のお兄さん、お姉さんにありがとうの気持ちを伝える
[3月の月案・3歳児]表現
- お散歩で見つけた葉っぱを持ち帰り、色や形の違いで分けて形から想像するものを作ってみる
- 年長児に対して感謝の気持ちを込めて、卒園おめでとうのプレゼント制作を行う
- 歌や体操で音楽に合わせて身体を動かし、表現する楽しさを味わう
[3月の月案・3歳児]家庭との連携
- 寒暖差がある時期なので、気温に応じて使い分けられるよう厚手と薄手の洋服を用意してもらう
- 進級に向けてできるようになったことを具体的に伝え、成長を共有する
- 自信と期待をもって進級できるよう4歳児の生活について伝え不安を取り除く
\ 来月の月案はこちら /
\ 来月の週案はこちら /
まとめ
保育士のミカタでは、保育士さんに役立つコンテンツを配信しています。具体的には0歳児~5歳児までの月案と週案、そして気になる子への対処法なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。SNSのアカウントを持っている人は、それぞれの媒体でも配信しているのでフォロー といいね をお願いします。
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