「一番になりたい」と強く思う子どもは、勝ち負けに対する執着心が強く、他の子どもとの競争心が芽生えやすい傾向があります。負けたときに大きな落胆を感じたり、他人との比較で自己評価が揺れ動くことも少なくありません。そんな子どもたちが健全に成長し、努力を楽しめるように導くためには、保育士が適切なサポートを提供することが重要です。このリードでは、子どもたちの競争心に対する理解と支援のポイントを解説します。
目次
気になる子とは
- 個別にサポートが必要な子
- 周囲に理解を促す指導が必要
- 一人で判断せず、保育士同士の共有が大事！
- その子に合った対応方法を見つけていく
気になる子の特徴
一番になることに執着する
という特徴がある子に対しては「情緒」を注意深く観察していきましょう。
［ステップ1］背景・理由の分析
- 一番じゃないと嫌
- 一番以外は負けだと思っている
- こだわりが強い
［ステップ2］具体的な環境構成
- 環境を変えてクールダウンさせる
- 勝ち負けがある遊びを控える
- 楽しみながら数を覚え「1」以外にも数があることを教える
［ステップ3］保育士の対応方法
- 一番になれなくてもがんばったことを伝える
- 悔しい気持ちを受け入れ、気持ちの整理をさせる
- 達成感が得られる遊びを見つけていく
［ステップ4］保護者との連携
- 具体的な行動を伝える
- 今後の対応方針を共有する
- 家庭での様子を情報交換する
- 子どもの良い部分を見つけて伸ばす
［ステップ5］今日からできる具体的な対策
- 個別指導計画の作成
- 原因／理由の分析
- 対応方法の実践
- 評価／見直し
あわせて読みたい
【気になる子/情緒編】勝ち負けにこだわり負けると暴れる子への保育士対処方法
勝ち負けにこだわり、負けると暴れてしまう子どもは、自己主張や感情のコントロールがまだ十分に発達していないことが原因です。こうした行動は、子ども自身の不安や自...
まとめ
一番になることに強いこだわりを持つ子どもは、そのエネルギーを成長の原動力にできる一方で、時には挫折やストレスを抱えることもあります。保育士としては、その頑張りを認めつつ、勝敗以外にも価値があることを伝えていくことが大切です。成功体験だけでなく、失敗も学びの一環として捉え、バランスの取れた成長を支援しましょう。焦らず、子どもの成長を見守る姿勢が、長期的な成功への道を開く鍵となります。
保育士業務で困ったら
匿名・無料・会員登録不要の保育士業務のQ&Aサービス『教えて！保育士さん』
保育士・保育学生さん同士で、保育業務での困りごとを相談できたり、相談に対してコツやノウハウを教え合うことできるサービスです。ぜひ、ご活用ください！
保育園転職・就職で後悔を無くしたい
求人条件が良くても、保育士の職場口コミが悪い職場も…。
働き始めてからでは遅いから、求人と口コミをダブルチェックする保育士さんが増えています。
今なら、実際に勤務していた保育士さんが投稿した保育園の人間関係や残業、園長先生など良い点と気になる点の口コミ100万件以上の見放題プランを無料プレゼント中！
ご利用登録（無料・簡単3分）は『保育士口コミの見放題サービス』からお願いします。
