話し出すと止まらないのは、どの年齢でも一緒。しかし、静かにしなければいけない時や、話を聞かせたい時など、少しの間だけおしゃべりを我慢させるにはどうしたらいいのか悩んでいる保育士さんも多いのではないでしょうか。ここではおしゃべりが我慢できない子に対して保育士ができる対処法について解説します。
目次
気になる子とは
- 個別にサポートが必要な子
- 周囲に理解を促す指導が必要
- 一人で判断せず、保育士同士の共有が大事!
- その子に合った対応方法を見つけていく
気になる子の特徴
おしゃべりが我慢できない
という特徴がある子に対しては「情緒」を注意深く観察していきましょう。
[ステップ1]背景・理由の分析
- 状況を理解するのが苦手
- 知っている言葉に反応してしまう
- 話す時と聞く時の区別ができない
[ステップ2]具体的な環境構成
- 声の大きさが視覚的に分かるよう声のものさしを見せて理解させる
- 分かりやすい言葉で丁寧に伝える
- おもちゃのマイクを使って誰が話す場面なのかを視覚的に伝える
[ステップ3]保育士の対応方法
- 絵本の読み聞かせやクイズなど。聞くことが楽しくなる遊びを取り入れる
- 後で聞くことを約束し次の行動に移る見通しを持たせる
- 話す・聞く・答えるを繰り返しコミュニケーションを意識する
[ステップ4]保護者との連携
- 具体的な行動を伝える
- 今後の対応方針を共有する
- 家庭での様子を情報交換する
- 子どもの良い部分を見つけて伸ばす
[ステップ5]今日からできる具体的な対策
- 個別指導計画の作成
- 原因/理由の分析
- 対応方法の実践
- 評価/見直し
まとめ
おしゃべりが我慢できない子には、聞くのが楽しくなるようなクイズを出題し、後で話を聞くと約束をするのも大事なポイントです。話す、聞く、そして答えるという一連の流れを通してコミュニケーションを取りながら待つことも教えていきましょう。
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